立ち止まった時、何度も読み返したくなる本、「西の魔女が死んだ」

宝物にしている本ってありますか?

壁にぶつかった時、皆さんはどう乗り越えているでしょうか?

私は良く、本の力を借りています。
お気に入りの言葉を見つけて付箋を貼ったり、ノートにメモしていると、自分が立ち止まってしまった時に読み返して元気をもらうことができます。
今回は、私が宝物にしている、何度も何度も読み返した大好きな本のご紹介です。

おすすめ小説 「西の魔女が死んだ」 (梨木香歩・新潮文庫)

あらすじは?

学校に通えなくなってしまった中学生の少女・まいが、一ヶ月程大好きなおばあちゃんと一緒に暮らすことで、心が癒され、大人になっていく物語。

西の魔女というのは、おばあちゃんのこと。
おばあちゃんと過ごす、丁寧な暮らしの中で、まいは魔女修行を受けることになります。
魔女、と言っても魔法が使えるとか、そういったことではありません。

魔女になるために一番大切なことは、自分の決めたことをやり遂げること。意志の力です。

簡単に思えて、難しいことですよね。
「よし、明日は5時に起きて朝活するぞ〜」と思っても、翌日になると眠すぎて
「今日はやっぱり良いや…」と何度挫折したことか。
あるいは他人の幸せを見て、自分も真似してそれを幸せだと思い込んでいたこともあります。
(結婚し家庭を持つのが幸せだ、とかさ…)

でも、何が自分を幸せにするのかは、自分で探していかないといけないんですよね。

おすすめの理由①:おばあちゃんからのメッセージに、学ぶことがありすぎる

大きな壁に立ち止まったり、怒りに震えたり、不安や悲しみに囚われたり。
主人公のまいは中学生だけれども、その感情は私達社会人にも痛いほど通ずるものがあります。

そして、チクリと胸が傷むその度に、おばあちゃんが温かい日差しのような言葉をくれる。

まいという少女を通して、私達にも語りかけてくれます。それはまるで魔法のようです。

おすすめの理由②:小説の長さがいい塩梅

そんなこと言ってもなかなか小説読む時間なんてないよ、と思ったそこのあなた。
安心してください、この本とっても薄くて読みやすいんです。
優しい言い回しの文章なので、本が苦手な方や、学生でもあっという間に読み終わると思います。

最後に、私の好きなおばあちゃんの言葉をご紹介します

「悪魔を防ぐためにも、魔女になるためにも、いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。その力が強くなれば、悪魔もそう簡単にはとりつきませんよ。まいは、そんな簡単なことっていいますけれど、そういう簡単なことが、まいにとってはいちばん難しいことではないかしら」

梨木香歩.西の魔女が死んだ.新潮文庫,2001,p.70

通勤時に携帯を見るのもいいですが、たまにはこの本を読んで魔女修行をしてみるのはいかがでしょうか。

Podcastでもこの本について語っているので、良かったら聞いてみてくださいね。

mackey

mackey

平成元年生まれ、千葉県育ち。
コジコジと、本とドラマと花が好き。二ヶ月に一度本の爆買いを実施中。
Podcastで友人とどうでもいい雑談配信中。

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